県立高校で唯一学校敷地内に茶室がある深沢高校で10月20日、茶道体験教室が行われた=写真。
近隣の小学生親子を対象に開催されたもので、今回は9組が参加。同校茶道部の部員9人が先生役となり、子どもたちに作法などを指導した。
最初に部員が茶室の入り口にある蹲(つくばい)で手口を洗い清めることやお辞儀の仕方を教え、石川裕子校長が茶道の心得「和敬清寂」を紹介。
1年生による琴の生演奏をBGMに、部員が手本としてお点前を披露した。慣れない雰囲気に子どもたちは少し緊張した様子で背筋をピンと伸ばし、部員が茶を点てる姿を見つめていた。
出された茶を味わった後は子どもたちがお点前に挑戦。部員に教わりながら茶せんを使って茶を点て、母親らにふるまった。子どもたちは「おいしいよ」と言われ、ホッとした表情を見せていた。
体験した小学2年生の女児は「思ったよりもお抹茶は苦くなくておいしかった」と話し、琴の体験もした親子は「なかなかできない体験ができてうれしかった」と話した。
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