鎌倉警察署(宮村栄署長)で2月26日、中学生が描いた「振り込め詐欺被害防止ポスター」の表彰式が行われた。同署と鎌倉防犯協会(野村修平会長)の共催。
子どもが振り込め詐欺に関心を持つことで、家族の被害を防止することを目的に、昨年夏ごろから同署管内の公立中学校を対象にポスター画を募集。今回24作品が集まり、宮村署長と野村会長の審査のもと、御成中学校2年の安齊康介さんと深沢中学校2年の高橋瑚子さん、鈴木大和さんの3人が優秀作品に選ばれた。
「少しでも多くの人にポスターを見てもらい、他人事ではないと思ってほしい」と鈴木さん。宮村署長は「皆さん真剣にポスターを作ってくれてありがたい。高齢化が進む市内の様々な場所に展示し、詐欺防止を啓発していきたい」と話した。
受賞作品は今後、市役所や病院などに展示される予定だという。
鎌倉署によると昨年、同署管内での振り込め詐欺発生件数は56件で、被害総額は約8700万円。今年も2月25日時点で10件、約1300万円の被害が出ているという。生活安全課長は「電話でお金の話をされたら、詐欺を疑ってほしい」と市民に注意を促している。
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