「コグニサイズ」と呼ばれる認知症予防体操が、観音山町内会(塩田丈嗣会長)会員らの間で広がりをみせている。
リハビリや介護サービスなどを通じて、入所者の家庭復帰をサポートする介護老人保健施設鎌倉幸寿苑が、ボランティア活動の一環として昨年7月から周知活動をスタート。同施設に在籍する理学療法士らが講師となり、これまで鎌倉関谷スカイハイツ自治会や新風台自治会、玉縄台自治会など、多くの高齢者に指導してきた。
130世帯あり、80歳以上の高齢者が約100人暮らすという観音山町内会では昨年11月、12月に続き、2月13日に3回目の「コグニサイズ」が行われた。15人の参加者の顔が互いに見えるようにと円になって着席。カウントしながら交互に腕を振り、3の倍数の時に手を叩くなどの体操で汗を流した。そのほか、右半身と左半身で違う動きをする「拮抗運動」や転倒予防に効果的という「ロコモーショントレーニング」なども実施。自宅でもできるようになりたいと、熱心にメモを取る人の姿も見られた。
塩田会長は「運動を通して交流する場として、高齢者が外に出るきっかけとなれば」と話した。
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