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コロナ禍の閉所から再出発へ 今泉台のデイサービス施設
コロナ禍により閉所した今泉台の認知症対応デイサービス施設「ケアサロンさくら」が、再出発に向けた準備を進めている。より広く利用者同士の距離が確保できる新施設を開設予定で、このほど改装工事が始まった。
同施設は2011年7月、今泉台の北鎌倉台商店街のなかにオープンした。利用者の作品を地域の展示会に出品したり、公園の花壇を住民と一緒に整備するなど、地域との交流も盛んだった。
しかし新型コロナウイルスの感染拡大は、同施設にも容赦なく降りかかった。利用者同士の距離を確保するために受け入れ人数を減らした結果、採算が急激に悪化。施設の運営会社代表の稲田秀樹さんは、6月末での閉所を決断した。
これにショックを受けたのが地域の住民たち。同地域で互助や交流を目的に活動する「今泉台すけっと会」の長谷川かち子さんと増子節子さんは「地域全体が高齢化するなか、『さくら』のような施設があることが安心感につながっていたので、閉所は非常に残念。何とか続ける方法がないか稲田さんとも話し合ってきた」と話す。
そこで稲田代表は、以前の施設から徒歩1分の場所にある住宅を改装して新たな施設を開設することを決めた。
新施設では、換気設備や手洗い場を増設するほか、テラスで食事ができるようにしたり、浴室に暖房付き換気扇を設置することで感染防止に配慮する。8〜9月には、改修のための費用を募るためにクラウドファンディングを実施。200万円以上が集まるなど大きな反響を呼び、この取り組みはNHK『クローズアップ現代』でも取り上げられた。
新施設開所に伴い、現在、スタッフも募集している。稲田さんは「今後も地域から必要とされ続ける施設を目指したい」と話している。詳細は【携帯電話】090・7810・4033へ。
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