連続講座「北条義時とその時代を学ぶ」が5月29日、鎌倉市内で行われた。2022年に放送されるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主人公、北条義時が生きた時代背景や文化を学ぶ講座で、鎌倉歴史文化交流館、鎌倉国宝館の学芸員らが講師を務める。
3回シリーズの2回目となる29日は、「義時ゆかりの地」がテーマ。受講生20人ほどは3班に分かれ、北条義時法華堂跡(西御門)や永福寺跡(二階堂)、大御堂谷・勝長寿院跡(雪ノ下)などを巡った。
義時法華堂跡は、2005(平成17)年の発掘調査で見つかった義時の墳墓堂と推定される。隣には源頼朝法華堂跡があり、学芸員の山本みなみさんは「鎌倉幕府を作った頼朝の隣りにお墓を作ったことは、当時の人たちにとり、義時が頼朝と並び称される存在だったことが分かる」と話していた。
北条泰時が父義時の追福のために建立した釈迦堂があったとされる釈迦堂谷や、頼朝が建立した勝長寿院、永福寺の跡では、歴史的な背景や当時の街並みなどが説明され、市文化財課の玉林美男さんによる最新の発掘調査の報告も行われた。
参加した男性は「興味深いことをいっぱい教わったけど、覚えられるかな」と笑っていた。
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