神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2024年2月16日 エリアトップへ

「かまくら献血部」を立ち上げた 小野里 秀美さん 材木座在住 58歳

公開:2024年2月16日

  • X
  • LINE
  • hatena

思い立ったが吉日

 ○…「なぜ私が生き残ったのか?」。2018年に急性骨髄性白血病が判明し、2歳下の妹がドナーとなり骨髄移植。200回におよぶ輸血も受け、命がつながった。「幼い子どもを残して白血病で亡くなったパパ・ママなど、生きていかなきゃいけない人もいたのに。私の家族は成人していたり、1人で何でもできたりする人だけど」。そんな思いが頭を巡り、結論に至る。「何かやんなきゃいけない」と。

 ○…病気を患ってから2年が経過し、外出できるようになった。すると、「神奈川骨髄移植を考える会」に入会し、ドナー登録のサポートを始めた。会ではまた、病気で髪の毛を失った人が被れるコットンキャップを作り、病院などへ納品している。そして昨年12月、献血やドナー啓発の機会を増やしていこうと、夫や妹らと「かまくら献血部」を立ち上げ、鎌倉市市民活動センターに団体登録。「別の用でセンターに行くことがあったので、献血部も発足して登録した。いつも思いつきで行動しちゃうんで」と顔が綻ぶ。

 ○…以前からそうだった。息子が2歳のとき、自宅の一部を改装してリサイクルショップを開店。「子ども服は高いから、こういうお店があるといいかなと」。街の広報紙で見かけた留学生のホームステイに応募し、毎年夏には台湾の大学生を自宅へ迎え入れた。「子育て中で旅行に行けない分、来てもらえれば楽しいかなと」

 ○…15年前から暮らす鎌倉では、献血やドナー登録の場は多くない。2月から始動したかまくら献血部は、献血イベントの手伝いだけに留まらず、自主企画で啓発の機会を増やしたいと考えている。「病気になったことで、やりたいことが生まれた。思いっきりやって生きていきたい」

鎌倉版の人物風土記最新6

斉藤 正朗さん

鎌倉商工会議所青年部の会長に就任した

斉藤 正朗さん

横浜市在住 44歳

4月26日

松原 駿吾さん

鎌倉青少年会館のリニューアル実行委員を務める

松原 駿吾さん

鎌倉学園高校 15歳

4月19日

尾林 功二さん

鎌倉市バスケットボール協会の会長に就任した

尾林 功二さん

山崎在住 53歳

4月12日

森 文男さん

鎌倉警察署長に就任した

森 文男さん

市内在住 59歳

4月5日

佐々木 卓栄さん

大船警察署長に就任した

佐々木 卓栄さん

市内在住 55歳

3月29日

伊藤 大晴さん

今季から鎌倉インテルの主将を務める

伊藤 大晴さん

横浜市在住 23歳

3月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook