ごく普通の大学生が感じるであろう漠然とした焦燥感。日々を重ねるだけの暮らしに疑問を持ち、自分の視野を広げようと新たな一歩を踏み出した記録――。
市内芹沢出身の小林嶺司さん(22歳)が一昨年に決行した世界放浪の様子をまとめた本「旅ニ生キル〜20歳大学生の世界中を生キル旅〜」(サンクチュアリ出版)がこのほど出版された。
「当時どこかで自分を変えたいと思っていて、視野を広げるために世界を見ることを思いつきました」ときっかけを振り返る小林さん。軍資金はアルバイトで貯めた70万円のみ。中国から東南、中央アジア、中東からアフリカ、そこから南米へ。アメリカから欧州へ渡り東へ、ロシアに進み帰国した。巡った国は延べ48カ国、320日間を野宿とヒッチハイクで過ごした。
各国の様子をノートパソコンで発信し続けたのは「自分の見たことや感じたことを共有したかった。自分だけではとても勿体無い体験」という思いがあったから。今回は地雷処理や路上サッカー、断食など、現地人と同じ目線で過ごした記録を1冊にまとめたものだ。
「旅を通して、自分の世界を広げてみることはとても面白いと感じました。旅に限らずそれぞれにとって色々な挑戦をすることは決してマイナスでは無いと思います」。今後は新たなメディアを創出したいと小林さんは次の目標に向かって早くも歩を進めている。
|
<PR>
茅ヶ崎版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>