茅ヶ崎・寒川 トップニュース社会
公開日:2012.08.17
被災地支援
絆紡ぐサッカー交流
気仙沼の子どもたちが茅ヶ崎に
市内有志らで構成する被災地支援団体「ちがけせんプロジェクト」(日向正篤代表)は8月17日(金)から19日(日)まで宮城県気仙沼市のサッカー少年らを茅ヶ崎に招く。市内サッカーチームとの交流試合や湘南ベルマーレの試合観戦などを行い、親睦を深めていく。
同団体は昨年3月の東日本大震災後、BBQや夏祭り、Xマスプレゼント配布など被災地に出向き、支援活動を続けてきた。
今回の取り組みは、今年3月に気仙沼市で行った鎮魂コンサートで、ベルマーレユースのコーチがサッカー教室を開いたのがきっかけ。当時、子どもたちから「茅ヶ崎に行けたらいいな」という声が上がった。同市の広場は仮設住宅になり、安全にプレー出来る場所を探すのは困難な状態。そこで「広いサッカー場でのびのびとプレーしてほしい」という思いを胸に、企画を立案して実現に至った。
期間中は気仙沼の小・中学生と保護者らが茅ヶ崎に。湘南ベルマーレのジュニアユースや浜見平JSCなどの全面的な協力を得て、交流試合を実施。また、ホームステイも受け入れ、昼食などは市内飲食店らが提供する。「茅ヶ崎の人たちは本当に温かい。この事業を始めたときからそう思っている」とメンバーは話している。最終日となる19日には湘南ベルマーレの試合を観戦する。
新たな出会いに
「息の長い相互支援」。それが数々の支援を続ける中で、一貫しているテーマ。今回も数日間に渡り街頭募金を行い、市内飲食店や美容室など約70店舗にも募金箱を設置した。「積極的に協力してくれる人たちは増えている。子どもたち同士の新たな出会いの場になればいいですね。絆など派生するものは大きいだろうし『茅ヶ崎に田舎が出来た』と思ってもらえれば嬉しいですね」とメンバーらは期待を寄せていた。
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