まもなくシーズンが開幕するビーチバレー。女子日本代表候補の村上めぐみさん(29・平塚在住)が2日、かつてアルバイトをしていたレストラン「Pops」(中海岸)を訪れ、金子義一オーナーと思い出を語った。
村上さんは福井県出身。小学4年から大学までバレーボールを続け、一時は体育教師を志望したが「違う環境で自分を磨きたい」とビーチバレーに転身。新潟のクラブチームに所属して頭角を現し、新潟国体優勝(09年)、JBVツアー東京大会優勝(11年)、アジア大会日本代表(14年)などの輝かしい戦績を収めた。
強豪選手が揃う平塚ビーチパークを拠点にするため、10年から平塚に移住。大好きな海の近くでアルバイトを探していたところ、Popsに巡り合った。
目指すはリオ五輪
眼前に茅ヶ崎海岸、サザンCやえぼし岩が見える同店を「ひと目で気に入った」。働いた期間は13年6月から14年3月の10カ月間。夏の繁忙期に加え、早朝練習からバイト、夕方からまた練習というハードスケジュールでも「苦にはならなかった」という。「ビーチバレーは続けていくことが大変なスポーツ。(試合に影響する)ストレスを抱えることなく楽しく働かせてもらい、ここで多くの人と巡り合えたことに支えられて今の自分がある」と感謝を滲ませる。現在は福井県の企業からスポンサードを受け、国内外を飛び回り活躍している。
金子オーナーは「本当に熱心に働いてくれた。一度店を休業して、スタッフ全員で試合を応援しに行ったことがあったけれど、海で見る彼女は別人のようにカッコ良かった。ぜひオリンピックに出場して、活躍ほしい」とエールを送った。
今シーズンは中国、日本、南アフリカなどでワールドツアーに出場。世界ランキングや11月に出場するアジア大陸予選の結果次第では、来年のリオ五輪にもつながる重要な1年となる。
熱い夏が始まる――。
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