このほど、2015年1月から3月に茅ヶ崎市が対応した苦情のうち、「松風台入口」と「赤羽根」交差点の信号機が変更されたことによる渋滞についての内容が、最多の55件あったことが分かった。
右折車待機で渋滞
この2つの交差点は道幅が狭く、南北に通る道路(東海岸寒川線と小出県道)に右折車があると後続車は進むことができず、待機を余儀なくされるため渋滞が多発していた。周辺自治会が市へ改善を要望し、管轄である茅ケ崎警察署は「上下線分離式信号」を提案した。これはこの2カ所の交差点と同じように右折専用レーンの増設が不可能だった横浜市旭区下川井の交差点で問題を解消した信号と同式で、対向車線の通行を時間で分けるもの。周辺自治会の賛成のもと、今年2月12日に導入した。
調整後は半減も
導入前の1月13日午前7時30分〜8時30分に同署が行った調査では、小出県道をみずき方面から「赤羽根」交差点までの最大渋滞距離は280mだったが、導入初日は通行車の認識不足などが拍車をかけ渋滞は654mと拡大した。この事態を解消するために信号機の調整を3月12日までに計2回行い、3月17日には導入前に比べ160mに半減したという。
現在は、2カ所の信号を時間帯によって8種(平日)の長さに設定し、渋滞緩和のために調整している。市内には国道1号線のように、渋滞すると即時に信号が自動調整されるものもあるが、主たる幹線道路に優先導入されているという。同署交通課では「以前より渋滞は緩和され、現在苦情はないが、今後も必要に応じて信号機の調整をしていく」と話している。
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