11月7日に横浜八景島・海の公園周回コース(6区間19・95Km)で行われた「第第37回神奈川県中学校男子駅伝競争大会」。58校が参加した同大会で、松林中学校が6年振り3回目の優勝を果たした。メンバーは1区・古屋凜太朗君(2年)、2区・石川昌樹君(3年)、3区・熊澤優良(ゆら)君(3年)、4区・安田慎太郎君(3年)、5区・關(せき)日向君(3年)、6区・力石(ちからいし)暁君(2年)。
今年の夏全国中学校大会800mに出場した石川君、熊澤君を中心に、優勝を目指し強い気持ちで挑んだ松林中。当日は1区古屋君が1位と22秒差の14位で2区石川君へ襷を繋いだ。石川君が順位を4位まで押し上げ、3区熊澤君の力走で中継所目前で1位に。続く4区安田君、5区關君は1位を保つプレッシャーを感じながらも順位をしっかりと守り切った。そして6区力石君が、区間順位2位の快走を見せ、そのままゴールへ。タイムは1時間2分37秒。2位の大津中に32秒の差をつける独走だった。
総合力で関東、全国へ目標は「松林史上最高順位」
今大会、区間賞こそいなかったが、総合力で県王者の座を掴みとった松林中。大会直前に風邪をひいてしまったメンバーもいたが、体調を整え当日に間に合わせるなど、各人のチームへの責任感、結束は強い。また、大会前日「昨年先輩たちが大会前に坊主にしていたから、それを引き継ごう」と、6人は揃って散髪。3㎜の丸刈り頭にしてさらに決意を固めた。
「3年生、2年生の混ざったチームだが、上下関係が少なく仲が良い。それぞれに個性があって素晴らしい」と話すのは同校陸上部の剱持義昭顧問。「陸上を通して人間として成長してもらいたい。そして、勝負するからには1位を目指す志を持って欲しい」という信念で指導して10年になる剱持顧問は、部員たちの自主性も重んじて指導にあたっている。毎日の朝練では皆1時間のジョグに汗を流し、ラスト1Kmは全力疾走。先輩後輩関係なく競い合う姿があるという。
松林中は、今回県で上位4位までに入ったことで、11月29日(日)に千葉県柏市の柏の葉公園で行われる関東大会に出場する。また、県優勝の結果によって12月13日(日)に山口県セミナーパークで開かれる全国大会への出場権も掴み取った。
全国の舞台となる山口県のコースは、カーブが多くアップダウンの激しい区間3Kmだという。「カーブでスピードを落とさないように。また上り坂で無理をし過ぎず下り坂で加速をつけられるかが勝負のカギ」と剱持顧問。
6人は「松林中の歴史に名を刻めるよう、最高順位(これまでの全国最高は7年前の8位)を必ず出したい。さらにその先の優勝を狙います」と口を揃え、笑顔を見せた。
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