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茅ヶ崎・寒川 ピックアップ(PR)

公開日:2026.09.20

寒川神社「神嶽山神苑」の巡路を完全解説。和楽亭のメニューや紅葉見頃まで紹介。

  • 石舞台で執り行われる奉納神楽の様子

    石舞台で執り行われる奉納神楽の様子

 かつて「神嶽山」と呼ばれ一般の立ち入りができない禁足地であった相模國一之宮寒川神社の本殿裏手にある「神嶽山神苑(かんたけやましんえん)」。

 今回は、苑内の順路をたどりながらその魅力を紹介する。

神嶽山神苑とは

 平成の御大典記念事業の一環として庭園が整備され、平成21年に開苑した神嶽山神苑。開苑期間は毎年3月上旬から12月13日までと定められており、冬期の約2か月半は閉苑する。

 苑内は、池を中心に配置した池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)の構造となっており、四季折々の植物と神道文化に関わる建築物が点在する。

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寒川神社公式の鳥瞰図

1. 入苑への道順と【1】外苑(受付)

 神苑の入苑には、御本殿で八方除などの御祈祷を受け、授与される「入苑券」が求められる。

※尚、閉苑期間中には入苑券の配布はしていないため、必要であれば御祈祷受付時に神社の職員にお声がけを。

 御本殿正面から向かって左側(西側)へ進み、参拝者用の大きな手水舎の奥に続く脇道を抜けた先の道を御本殿の方向へ真っすぐ進むと、日本の伝統建築技術を集約した【1】「外門(そともん・受付)」が現れる。ここで入苑券を提示し、神苑に足を踏み入れる。

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御本殿左手に位置する参拝者用の手水舎 赤い矢印の方面を向かう
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手水舎の奥を右手に進むと入口が見える
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外門(受付)の建物外観 受付で記入する入苑記名台で入苑券を提示する

2. 【2】手水舎

 外門をくぐると、すぐに【2】「手水舎(てみずしゃ)」が配置されている。この手水鉢には旧三之鳥居の基礎石が用いられている。

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旧三之鳥居の基礎石が使用されている手水舎

3. 【撮影禁止区】【3】難波の小池と【4】裏参拝所

 手水舎を過ぎ、順路の序盤に現れる【3】「難波の小池(なんばのこいけ)」と【4】「裏参拝所(うらさんぱいじょ)」の一帯は、神苑内で最も神聖な場所。

 御本殿の奥に位置する【3】「難波の小池」は寒川神社の起源に深く関わる神聖な泉であり、一月二日の追儺祭ではこの水を竹筒に汲んで供え、境内に撒いて邪気を祓う神事が行われる。そのすぐ先にある【4】「裏参拝所」は、神嶽山を通して大明神を拝し、心を鎮めて感謝を捧げる場所だ。

 この区画は尊厳維持のためスマートフォン・カメラ等による一切の撮影が禁止されている。

4. 結界を越える【5】内門と【6】八氣の泉

 裏参拝所を抜けると、庭園の「真」の世界から回遊式庭園へと切り替わる結界の意味を持つ【5】「内門(うちもん)」をくぐる。

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神聖な雰囲気を醸し出す内門

 門の先には【6】「八氣の泉(はっきのいずみ)」が広がる。手水鉢と同じく旧三之鳥居の基礎石から湧水が出ており、陰陽の関係を表すとともに周辺には八方の精気が漂う場所である。

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旧三之鳥居の基礎石から水が注ぐ八氣の泉

5. 【7】茶室 直心庵と【8】茶屋 和楽亭

 散策路を進むと、伝統的なたたずまいの【7】「茶室直心庵(ちょくしんあん)」、

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敷地内に佇む 茶室 直心庵の門

そして参拝者の憩いの場である【8】「茶屋 和楽亭(わらくてい)」が現れる。

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茶屋 和楽亭へ続く石畳の入口

 和楽亭では、庭園や池の景観を眺めながら大池の落水部(滝)から流れる水音や風の音を聞き、落ち着いた空間で一息つくことができる。

 また季節の生菓子や生らくがん、生チョコやお抹茶を味わうことができる。

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和楽亭の広々とした室内
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和楽亭で提供される抹茶と季節のお菓子 ※8月撮影

6. 四季折々の植栽と秋の紅葉見頃

 神苑内は四季に応じた植物が植樹されており、時期ごとに表情を変える。春のサクラや新緑、初夏の花菖蒲・アジサイに加え、10月下旬から11月下旬にかけてはモミジが見頃を迎え、池の水面に鮮やかな紅葉が映り込む。

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春季に咲くサクラと周囲の樹林 =寒川神社提供
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秋季に見頃を迎える大池周辺のモミジと滝の風景
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7. 【9】方徳資料館

 庭園の北西側に位置する【9】「方徳資料館(ほうとくしりょうかん)」は、寒川神社の歴史や八方除に関する資料が展示されている施設だ。

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方徳資料館の外観

 館内には古代の方位・天文学に関する資料が常設展示されており、神社の由緒を深く学ぶことができる。

8. 【10】石舞台から出口へ

 順路の最後には、四国産の庵治石(あじいし)が敷き詰められた【10】「石舞台(いしぶたい)」が配置されている。ここは神楽や雅楽の演奏が行われる場所となっている。

 特に開苑期間中には、この石舞台を中心に雅楽や神楽舞が催される日がある。

※開催日時については、季節や年によって変動するため、参拝前に寒川神社公式ホームページ、または神社への事前確認が推奨される。

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四国産庵治石が敷かれた石舞台
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石舞台で奏でられる雅楽と神楽の風景

まとめ

 いかがだっただろうか。寒川神社の「神嶽山神苑」は、御祈祷を受けた人だけが入苑できる、神聖な静寂と四季の風景を静かに味わえる場所である。 これからの季節は、大池の周りを彩る紅葉が年間で最も美しい見頃を迎える。開苑期間は12月13日までとなっているため、寒川神社で御祈祷を受ける機会があれば、神域の空気感を現地で体感してみてほしい。

寒川神社

神奈川県高座郡寒川町宮山3916

TEL:0467-75-0004

https://samukawajinjya.jp/

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