準決勝スタート直後の中机君
全国高校総体（インターハイ）陸上競技が７月29日〜８月２日に岡山県で開催され、円蔵中学出身の中机陽彦君（相洋高３年）が４００ｍで５位に入賞した。
「自分は初日。チームのためにも流れを作らないと」と臨んだ大会だったが、アクシデントは準決勝で起こる。１００ｍ地点で右ふくらはぎが攣（つ）り、「無我夢中で」駆け抜けたが結果は組３着。ゴール直後、空を仰ぎ手で顔を覆った。決勝進出は各組上位２着と好タイム２人。「終わった」と思ったが、最終組を終えタイムで拾われた。
決勝でも「攣るかも」という心配はあったが「ここまで来たんだ。緊張せずに楽しく走ろう」と序盤から全力疾走し、47秒54でゴール。レース直後、「昨年の順位を上回ることができたし、最高の結果です」と話した。
優勝を狙った４×４００ｍリレーでは大会記録、県記録を更新するも２位。アンカーを務めた中机君は悔しさの余り膝をつき、タータンを叩いた。秋には次の大会を控え「総体後、陸上から離れたいと思ったこともあったが、今は走りたい。仲間が新記録を出すって言ってるんです」と笑った。
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