神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
茅ヶ崎版 公開:2019年7月12日 エリアトップへ

神輿39基が乱舞 15日 西浜海岸で浜降祭

文化

公開:2019年7月12日

  • X
  • LINE
  • hatena
人々の熱気に包まれる西浜海岸(写真は昨年)
人々の熱気に包まれる西浜海岸(写真は昨年)

 茅ヶ崎の夏の風物詩「浜降祭」が7月15日(月・祝)の海の日に、茅ヶ崎西浜海岸(サザンビーチちがさき西側)で開催される。夜明けとともに市内・寒川町の各神社から39基の神輿(みこし)が海岸に参集する。

 「どっこい、どっこい」という相州神輿独特の掛け声が響き渡る浜降祭は、早朝に行われることから「暁の祭典」とも呼ばれる。起源は諸説あるが、少なくとも江戸後期には始まっていたとされ、1978年には県の無形民俗文化財に指定された。

 当日深夜から早朝にかけて各神社を出発した神輿は、午前4時30分頃に祭典会場に入場を始める。順次神輿が入場し、7時に合同祭が開式。8時に神輿が帰途に就き9時に終了となる。心身の罪やけがれを清める「みそぎ」は、4時30分頃から7時の入場時と式典終了後の8時頃を予定。

 会場周辺に駐車場・駐輪場はなし。臨時有料シャトルバスが約10分から15分間隔で運行。行きは「JR茅ケ崎駅南口」発で午前4時から7時まで、帰りは「サザン通り南」発で7時30分から9時15分まで運行。会場周辺は2時から9時まで交通規制が行われる。詳細は茅ヶ崎海岸浜降祭保存会(茅ヶ崎商工会議所内)【電話】︎0467・58・1111へ。

南湖・重田家に80年ぶり渡御

 浜降祭当日、南湖地区5つの神社の中から代表が、令和元年を祝して80数年ぶりに神輿を担いで江戸屋重田家(十間坂)へお礼参りする。

 江戸中期、神輿のなかった南湖では、茶屋町の名主である江戸屋重田家の屋敷神を天王山の八雲神社(鈴木信幸総代・85)に祀り、自分たちの神輿を持った。これに感謝して、南湖の神輿は浜降祭の午後、江戸屋重田家へお礼参り渡御を行うようになった。現在では、神輿の代わりに白木の御幣宮を担ぐ「御幣参り」として受け継がれている。

 今年6月、仲町神輿保存会の斉藤栄孝会長(54)が神輿を担いで参拝しようと発案し、重田家当代のはつみさん(90)もこれを快諾。当日は特注の幟を掲げ、そろいのはんてんを着た保存会のメンバーが渡御する。斉藤会長は「神輿を持つことができた感謝を重田家へ伝えたい」と話した。
 

斉藤会長(左)と鈴木総代
斉藤会長(左)と鈴木総代

茅ヶ崎版のトップニュース最新6

浸水想定いまだ旧基準

津波ハザードマップ

浸水想定いまだ旧基準

相模湾沿い茅ヶ崎市のみ

4月19日

地元の祝福に「幸せだなぁ」

名誉市民加山雄三さん

地元の祝福に「幸せだなぁ」

87歳の誕生日に銅像披露

4月19日

ゼロカーボンへ協定

茅ヶ崎市

ゼロカーボンへ協定

寒川町、東京ガスと締結

4月12日

住宅・商業地上昇率トップ

公示地価

住宅・商業地上昇率トップ

茅ヶ崎市 駅近需要続く

4月12日

避難所3〜7日分を備蓄

災害時トイレ

避難所3〜7日分を備蓄

「自宅避難」は想定外

4月5日

加山さん銅像お披露目へ

加山さん銅像お披露目へ

11日、名誉市民証も贈呈

4月5日

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月1日0:00更新

  • 11月17日0:00更新

  • 11月10日0:00更新

茅ヶ崎版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

茅ヶ崎版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook