沖縄県で8月4〜8日に行われたインターハイ(全国高校総体)の陸上競技で、女子3000mに出場した松浪在住の小谷真波さん(白鵬女子高3年)が予選を突破し、決勝で17位に。男子5000mの松林在住・力石暁(さとる)さん(鎌倉学園高3年)は予選で敗退した。
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中学から始めた陸上で、個人種目では初の全国まで登りつめた小谷さん。その大舞台は、うれしさと悔しさが交錯した。
7日の3000m予選に臨んだ小谷さんはいつも通り、「パーンと前に出てレースをつくっていく」と全国でも積極的な走りを見せ、その組の5着で予選突破。目標の決勝進出を果たし、ゴール後には目を潤ませて喜んだ。翌8日、外国人留学生6人を含む自身より持ちタイムのいい選手ばかりとの戦いになった決勝でも、スタートから勇気を持って先頭に飛び出した。しかし、中盤から徐々に順位を下げ、「抜かされても付いていけなかったのが悔しい」。自己ベストには40秒ほど及ばない10分3秒32の17位でフィニッシュすると、悔し涙があふれた。
予選で掴んだ手応えと、決勝で痛感した全国トップとの力の差。白鵬女子として今大会に唯一出場した小谷さんは、「この経験をチームに持ち帰りたい」と上を向く。11月には、全国高校駅伝の3年連続出場がかかる県予選が控える。「絶対に負けられない」。インターハイを経験した負けず嫌いは、前へ前へと突き進む。
3年ぶりの全国力石さん予選敗退
中学3年の全国中学校体育大会以来、個人戦で3年ぶりに全国へ戻ってきた力石さん。神奈川の世代トップとして高校に進学するも故障などで結果が出ず、最後の夏にインターハイに姿を現した。
出場した5000m予選では、集団の中でレースを進めた。中間点あたりから表情は険しさを増し、少しずつ後退。14分56秒74の15着でゴールし、決勝へ進むことは叶わなかった。「力不足です」。額の汗を拭いながら、力石さんは負けを認めた。「2400mぐらいから一気にきつくなった」と振り返りつつ、最後に粘って順位を上げたことについては「あれが自分の持ち味。駅伝にも生かしたい」としっかり前を見据えた。箱根駅伝を夢見るランナーは、高校最後の全国高校駅伝で再び大舞台に戻るつもりだ。
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