茅ヶ崎版 掲載号:2019年9月6日号 エリアトップへ

市内公立小中学校に絵画を寄贈した 臼井 恵之輔さん 下寺尾在住 82歳

掲載号:2019年9月6日号

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「みんな宝物を持っている」

 ○…油絵の具の大胆な筆のタッチと鮮明な色使い。背丈を優に超えるキャンバスに「新しいものを生み出す」と思いを乗せて描く。教育現場で中学校美術を指導する傍ら、全国規模の美術公募団体へ出品を続け、50年以上作品を世に送り出してきた。今回市内の公立小中学校に寄贈したのもそんな作品の数々。「家で眠らせておくのももったいないからね」と少年のような笑みを見せる。

 ○…下寺尾出身。悪戯好きな少年で、絵画とは無縁で育った。小出中3年のとき転任してきた美術教諭に、描いた絵を褒められたのが芸術との出合い。「型にはめられず、自由に描くのが楽しかった」と抽象画にのめり込んだ。高校に進んでも毎日のように恩師のもとへ通った。多摩美術大への進学時、自宅まで赴いて両親を説得してくれたのもその恩師だった。

 ○…恩師の背中を追って、大学卒業後は美術教諭に。梅田中の開校にも立ち会い、校章デザインも手がけた。その後松林中、松浪中の学校長を歴任。鎌倉女子大学の専任講師も務めた。教え子の中には後に市の教育長や市長を務める者も。「苦手だった美術が好きになったと言われた時はうれしかったね」と振り返る。画家として培った「芸術は楽しむもの」という創作姿勢は、教育にも活かされている。

 ○…恩師の紹介で出会った妻と、山登りや仏像巡りで休日を過ごす。独立した息子が、自身が挿絵を手がけた本を装丁したときは「感無量だった」と笑みを浮かべる。現在は市内の公民館などで絵画教室を開き、50人ほどの生徒を教える。「みんなが宝物を持っている。自分が恩師に見い出してもらったように、”教える”のではなく”個性を引き出す”ことができれば」。見据える先に子どもたちの未来を思い描く。

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