茅ヶ崎・寒川 人物風土記
公開日:2025.12.12
「城山三郎湘南の会」の共同代表を務める
高祖 律子さん
茅ヶ崎市東海岸北在住 77歳
言葉と思い受け継ぎたい
○…戦後の日本を代表する作家で、茅ヶ崎に自宅と仕事場を構えた城山三郎。その業績を広く知ってもらおうと活動する「城山三郎湘南の会」の共同代表を務める。同会はこのほど、設立15周年記念誌『続・海光る』を刊行した。「城山先生の人柄や作品の魅力が分かる一冊になっているので、ぜひ手に取ってもらえたら」と話す。
○…出身は岡山県。大学を卒業して地元で2年間小学校教諭を務めた後、結婚と夫の転勤で山口県や横浜に住んだ。「故郷の瀬戸内に似ている」茅ヶ崎に居を構えたのは43年前。同じ頃、小和田公民館の講座に通うようになった。「素晴らしい講師の方々、友人と出会い刺激を受けた」ことで再就職を決意。翌年から藤沢市で臨時教員として働くようになり、25年にわたって教鞭をとった。「子育ては楽しかったけれど、一歩踏み出して社会に出たことで、より広い世界を知ることができた」と微笑む。
○…2009年、城山の次女・井上紀子さんの講演を聞いたことが作品と出合うきっかけとなった。講演終了後、「今度、先生の仕事場を見せてほしい」と頼むと「今から来ませんか」と誘われた。この時、一緒に訪れたメンバーとともに、同会を結成。読書会や講演会を開催し、その魅力を発信してきた。
○…城山作品と言えば、経済小説や気骨ある人物を題材とした伝記が代表的だが、おすすめとしてあげるのは妻との出会いから死別、その寂しさを描いたエッセイ『そうか、君はもういないのか』。「妻・容子さんに向ける先生の信頼が分かる」。今回の記念誌でも、城山と容子さんが交わした俳句を多く掲載した。「先生が遺した素敵な言葉とそこに込められた思いを、今こそ多くの人に知ってほしい」
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