「神奈川県広報コンクール」の表彰式が2月10日に厚木市内で開催され、茅ヶ崎市が企画・制作した作品「キラリと光るちがさきの人〜老舗旅館『茅ヶ崎館』女将 森治子さん」が映像部門で最優秀賞に輝いた。同部門での受賞歴は今回で7回目。同作品は県の代表として全国のコンクールに出品される。
市町村の広報活動の向上を図るために、県が広報紙・広報写真・映像作品を審査する同コンクール。市が最優秀賞を獲得した映像部門には、9市4町から応募があった。
今回の受賞作は、国登録有形文化財であり、小津安二郎監督をはじめとする文化人に愛されてきた「茅ヶ崎館」をテーマに制作。昨年、120周年を迎えたとともに、女優・樹木希林さんの遺作映画『命みじかし、恋せよ乙女』内で演じた同館の女将・森治子さんの生き様を通して、その魅力や文化的な価値に迫った。貴重な文化財を守り続ける苦労を描いたほか、実際の映画のシーンを交えながら樹木さんの様子や撮影秘話を約15分の動画に収めた。
県の講評では、ストーリー性のある「ひと」の仕事場に焦点をあてた点や小津監督が愛用した旅館がモチーフという点でも話題性に富み、新たな茅ヶ崎の魅力を発信していると高く評価。市担当者は「全国での受賞を期待するとともに作品を通じて全国の人に茅ヶ崎を知ってもらいたい」と話した。作品はユーチューブ等で視聴できる。
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