茅ケ崎警察署(坂本仁義署長)管内の今年1月から9月30日までの人身事故件数が、県平均を上回っていることが分かった。これからの時期、交通量なども増えていくことから、同署では啓発に力を入れていく。
同署管内の人身事故発生件数は404件(前年比マイナス64)で、死亡者ゼロ(マイナス4)、怪我457人(マイナス92)となっている。人身事故発生件数は、自動車の自動ブレーキなどの普及や新型コロナによる外出自粛の影響などにより前年より減少しているが、物損などを含めた全事故件数の3割超を占め、約23%の県平均を大きく上回った。
高齢者や自転車の事故多数
茅ケ崎署管内で特に多いのが、65歳以上の高齢者と自転車が関係する事故だという。
高齢者の事故原因がアクセルの踏み間違いなどの場合、家族に内容を説明し、免許返納の検討を促すこともあるという。「重大事故を起こしてからでは遅い」という認識も広がり、管内では75歳以上の免許自主返納が年々増加している。
また、自転車では、遮断機の降りた踏切内への侵入など悪質なものに対しては、交通違反で検挙者も出ている。
同署の中山信一交通課長は、「自動車や自転車の安全運転はもちろんのこと、歩行者も歩きスマホなどを止めることで事故に遭う確率が減少する。ともにマナーを守って頂きたい」と話した。
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