市内柳島の永野農園で、今年から実験的に栽培されている青パパイヤがたわわに実をつけた。
同農園の永野忠夫さん(84)が育てているのは、パパイヤ改良2号とベニテングの2種類。今年4月ごろに苗を購入し、畑の東側と西側に植え、陽の当たり具合などで生育状況を比較しているという。
「あまり手間がかからないのがありがたい。初めてにしてはまあまあの出来栄え」と永野さん。市内での青パパイヤの栽培は、関係者などによると珍しいという。
東南アジアや沖縄などではポピュラーな野菜であるパパイヤはフルーツをイメージするが、果実が熟す前に収穫され、野菜として調理される。酵素が豊富に含まれ、漬物や細かくきざんで肉と炒めると柔らかさが増すなどの特徴がある。
永野さんは地元で70年以上農業を営み、小松菜やルッコラなど約50種の野菜を栽培、小学校で食の教育などの講師も務めている。「青パパイヤの栽培はまだ実験段階だが、今後の方向性については市と協議しながら進めたい。将来的には道の駅などで販売できれば」と永野さんは話す。
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