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公開日:2026.02.06

デフリンピック女子バレーボール
長谷山さんに市民栄誉賞
無敗の完全優勝で金

  • 得点を喜ぶ長谷山さん=東京都提供

    得点を喜ぶ長谷山さん=東京都提供

  • 市長表敬時にサインしたパネルは、市役所スポーツ推進課窓口に設置されている

    市長表敬時にサインしたパネルは、市役所スポーツ推進課窓口に設置されている

 茅ヶ崎市は1月28日の定例記者会見で、同市出身のデフバレーボール選手、長谷山優美さん(25)に市民栄誉賞を贈ることを発表した。同賞の授与は10人目。長谷山さんは昨年開催された東京2025デフリンピックに女子バレーボール競技の日本代表として出場し、金メダルを獲得した。

 デフバレーボールは聴覚障害者がプレーする以外、ルールやコートの大きさ、用具などは一般のバレーボールと変わらない。

 長谷山さんのポジションは相手の攻撃をブロックし攻守の要となる「ミドルブロッカー」。高校1年生の時に日本代表に選出され、東京大会が3回目のデフリンピック出場となった。

 予選リーグでは強豪アメリカにストレート勝ちするなど勢いに乗ると、準々決勝でもカナダに勝利。「2024年に沖縄で行われた世界選手権で敗れた相手で、大会前から意識していた」というウクライナとの準決勝に臨んだ。

 試合は1、2セットを先取したものの3、4セットを取られてフルセットにもつれ込む接戦に。しかし徐々に日本代表が持ち味とする本来の「スピードバレー」が機能するようになると「今まで競技を続けてきたなかで一番の観客だった」という応援の後押しも受け、最終第5セットを15対11でとり、勝利した。

 決勝ではトルコ代表と対戦。勢いそのままに3セット連取するストレート勝ちで、掲げていた「無敗の完全優勝」を達成した。

共生社会実現へ

 生まれつき聴覚に障害のある長谷山さん。ただ「幼い頃から変顔をしたり、いたずらをしたり、いつも周囲を楽しませる明るい性格」(母・真希さん)に育った。

 小学部から平塚ろう学校に通い、中学1年でバレーボール部に入部。高校では部員は3人しかいなかったため、近隣学校との合同チームで試合に出場していたという。

 初めてデフリンピックに出場したのは17年。この時も金メダルを獲得したが「先輩たちの活躍をベンチで観ていただけで、チームの力にはなれていなかった」と振り返る。また前回22年大会は、準決勝まで進出したものの、コロナの影響で棄権。「東京大会に賭ける思いはこれまでとは全く違った」という。

 現在は住友電設にパラアスリートとして所属。競技の普及活動にも取り組んでいる長谷山さん。昨年12月17日には、茅ヶ崎市の佐藤光市長を表敬訪問し、金メダル獲得を報告した。「東京大会の盛り上がりを生かし、過ごしやすい共生社会の実現に向けて活動していきたい」と伝えると、佐藤市長は「みんなに勇気を与えてくれた。頑張ればできるという強いメッセージを体現してくれて、うれしく思う」と労った。

 また当日は市内ろう団体の約30人も来庁し、長谷山さんを祝福した。

 市民栄誉賞の受賞決定を受けて長谷山さんは「素晴らしい茅ヶ崎で育ち、暮らしてきたことが私の原動力。これからも期待に応えられるよう、日々精進していきたい」と話している。

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