茅ヶ崎・寒川 トップニュース社会
公開日:2026.02.13
茅ヶ崎バンテック
災害時にトイレカー供給
避難所やイベントに出動
茅ヶ崎市内でし尿などのくみ取りを行っている茅ヶ崎バンテック(茅ヶ崎市今宿・森下行由社長)が1月28日、茅ヶ崎市と災害時などにトイレカーを供給することを目的とした協定を結んだ。同社担当者は「避難所の衛生面の確保や被災者の生活の質の向上に寄与したい」としている。
協定により、災害時に加え、市内のイベントなどでトイレカーが供給されるようになるほか、県内の他自治体が被災した場合も支援として供給にあたる。同社は2019年にも災害時のし尿の収集運搬に関する協定を市と結んでいる。
供給されるトイレカーは2台で、くみ取り式。維持管理は同社が行う。災害時には同社が保有するバキュームカーを避難所などに帯同させることで、1台につき最大1800リットルをくみ取ることができる。
また、停電時には車両に備え付けの発電機でまかなえるほか、断水した際は被害の大きさに応じて水も供給する。仮設トイレと違い、通常の洋式トイレと同じ仕様になっているのが特徴だ。車両形態は軽トラックのため、がれきなどで道がふさがっている場合でも小回りが利くのが利点だという。他の自治体では、横浜市や鎌倉市がけん引を要する移動式のトイレトレーラーを導入しているケースがある。
2024年1月に発生した能登地震では、悪臭がする仮設トイレを嫌がって飲食を我慢した被災者が体調を崩すといった例もあったとされる。茅ヶ崎市でも災害時の避難所の仮設トイレの確保は課題となっていたが、同社がトイレカーの供給を提案したことから今回の締結に至った。市は今後、災害時の避難所のトイレ対策を充実させるため、環境保全課、防災対策課などが横断的に連携して取り組みを強化していく考えだ。
森下社長は「茅ヶ崎のために何かできないかと考え、トイレカーの供給を考えた。災害時でも清潔なトイレを配備することで避難者に安心してもらえれば」と話す。
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