神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
茅ヶ崎版 公開:2021年1月8日 エリアトップへ

新成人、視線の先は世界 陸上・吉村玲美さん

スポーツ

公開:2021年1月8日

  • X
  • LINE
  • hatena

 弱冠20歳。市内美住町出身の吉村玲美さん=写真=は、3000m障害で日本のトップに立ち、世界大会も経験した日本陸上界のホープだ。東京、パリ五輪までを視野に、世界と戦う準備を着々と進めている。

 埼玉県東松山市のキャンパスに通う大東文化大学2年生は、コロナ下でも歩みを止めなかった。

 昨春からの新型コロナ拡大により、授業はオンラインとなったが、陸上部の寮に留まった。春先は全体練習もなく、ロードを1人で走り続けた。東京五輪延期。「目の前の最も大きな目標だったので、何を目指してやっていけばいいのかわからなくなった」。そんな思いに駆られたが、一方でこうも考えた。「自分にはまだまだ足りない部分がある。もっと練習できる」と。

週120→150Km

 2019年に初めて日の丸をつけて出場した世界陸上では、世界トップレベルの選手たちとの差を痛感し予選落ち。「借りてきた猫が走ったみたい」とそのレースを振り返り、出場するだけで終わってしまったという思いが残った。

 ハードルを越えながら3000mを走る種目にはスピード、スタミナ、ハードリング技術など求められる要素が多い。

 世界陸上での無力感を胸に、2020年は改革を進めた。週間走行距離を以前までの120Kmから多い週には150Kmまでアップ。普段からハードル練習も繰り返し、技術を体に染み込ませていった。「週150Kmというのは自分との戦いですね」と苦笑いを浮かべつつ、「持久力とスピード、脚力がついた」と手応えを感じている。

20歳の決意

 陸上とともに、昨年は世界へのもうひとつの挑戦を始めた。外出自粛で生まれた時間を活用し、授業での英語に加えて、高校生の頃からドラマで親しんだ「韓国語」の参考書を購入して独学で勉強中。レース前に聴く曲も邦楽からKポップになった。

 20歳の決意は「ステキな女性になる」、そして「世界で入賞する」ことだ。
 

茅ヶ崎版のローカルニュース最新6

5日に無料ビーチライブ

PEACEFULEASY FEELING

5日に無料ビーチライブ

豪華アーティストが出演

4月25日

バロック室内楽を楽しむ

バロック室内楽を楽しむ

くすやまホールで5月11、12日

4月24日

多才な開高健に迫る

多才な開高健に迫る

4月27日から企画展

4月23日

玉泉水墨画会展

玉泉水墨画会展

5月8日から文化会館

4月22日

「本当の価値」提供したい

「本当の価値」提供したい

株式会社グローブ企画中川信義さん(54)

4月19日

21日午後から交通規制

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月1日0:00更新

  • 11月17日0:00更新

  • 11月10日0:00更新

茅ヶ崎版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

茅ヶ崎版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook