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茅ヶ崎・寒川 文化

公開日:2022.11.04

セラピードッグが入居者に癒し
有料老人ホームで交流イベント

  • お腹の中の赤ちゃんとともに保護されたレモンと交流する入居者たち

 (一財)国際セラピードッグ協会(東京都中央区・大木トオル代表)によるアニマルセラピーの催しが10月28日、東海岸南の有料老人ホーム「ネオ・サミット茅ヶ崎」で開催され、入居者は犬との交流を楽しんだ。

 この日訪れたのは、殺処分寸前で保護されて「セラピードッグ」として、医療や介護の現場で活躍している5頭の犬たち。犬種や年齢、大きさもさまざまな犬がウッドデッキに登場すると、入居者からあたたかく出迎えられた。ハンドラー(訓練士)が名前や生い立ちを紹介すると、入居者たちは名前を呼びながら頭をなでたり、抱くなどの触れ合いを通じて、元気をもらっていた。

 2002年に設立された同協会では、捨て犬や被災犬をセラピードッグに育成する活動を実施。心身の健康が回復後、2年以上かけて、特別なカリキュラムや実習を重ねた後に、セラピードッグとして認定され、治療やリハビリの場で、心身の回復に寄与している。緑色のベストが、その証だ。

 身ごもった状態で保護され、子ども合わせて4匹の命が救われた雑種犬・レモンと子のユズが紹介されると、入居者からは「良かったね。こうして会えてうれしいわ」「癒される」との声が上がっていた。

 同ホームでの取り組みは、協会に寄付を行う市内在住の中村朋子さんの父親が入居者だったことから、今年度から実施。中村さんは「ワンちゃんと触れ合える機会は少ないと思うので、皆様の癒しの時間になっていただければ」と話した。

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