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茅ヶ崎・寒川 コラム

公開日:2023.01.20

学芸員のイチ推し!
-連載 Vol.5-

  • 国産初の電気冷蔵庫

国産初の電気冷蔵庫、展示中!

 ただいま博物館では、企画展「昔のくらしの道具」を開催しています。主に火力を用いていた頃に使われていた道具から、電気が普及し始めた頃の道具など約80点を展示しています。

 中でも貴重な資料が、電気冷蔵庫です。これは芝浦製作所(現在の東芝)が昭和5(1930)年に開発したもので、国産初の電気冷蔵庫です。当時は電気冷蔵器と呼ばれ、モニタトップと称する圧縮機、凝縮機、制御装置、その他がキャビネットの上に露出していました。資料の状態の関係上、モニタトップは外した状態で展示しており、内部の様子や構造をよくご覧いただけるようになっています。内容量は125リットル、重さは157キログラム。発売されたときの値段は720円でした。当時としては小さな家1軒が建てられる価格であり、購入者は富裕層、または高級レストランなど非常に限られていました。

 この電気冷蔵庫は3月下旬まで展示を予定しています。約100年前の電気冷蔵庫やくらしの変化をご覧に博物館へぜひ足をお運びください。

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