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茅ヶ崎・寒川 社会

公開日:2023.06.16

河畔林保全に汗
市民団体と企業が草刈り

  • 相模川沿いの河畔林で草刈りをする参加者たち

 市民団体「相模川の河畔林を育てる会」と地元企業の日産モータースポーツ&カスタマイズ=本社・市内萩園=が6月10日、相模川の河川敷で除草作業を行った。会員と社員有志、自動車オーナー、市職員など60人以上が参加。外来植物のセイタカアワダチソウやオオブタクサを根から引き抜き、樹木の下草を刈ったり、ごみ拾いをしたりして汗を流した。

 相模川河畔林の育成プロジェクトで、2011年から活動する同団体に、地域貢献活動の一環として同社が協力。9回目を数える。

 「平太夫新田」と呼ばれる、面積が1万平方メートルを超える自然環境地区の草地エリアには、絶滅危惧種などの希少な動植物が生息する。同エリアにある樹木の成長を促し、多様な動植物が生育できる森へと育てていくことを目的に河畔林の保全管理が行われている。今回は市景観みどり課の提案で、草を根元ではなく、高さ20〜30cmの位置で刈り込む「高刈り」という新しい方法で実施した。

 同会の江口恒夫会長は「在来種でも広範囲に繁茂しているクズは貴重な種を駆逐してしまうので取り除く。その他の在来種の草は背丈を残して刈ることで成長を遅らせ、昆虫の隠れ場所を残すことができる」と話した。

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