茅ヶ崎・寒川 教育
公開日:2024.01.05
茅ケ崎北陵高吹奏楽部
豪州2団体と合同練習
音楽通じ国際交流
茅ケ崎北陵高校吹奏楽部は昨年12月、オーストラリアの2団体と生徒間の国際交流を兼ねた合同練習を行った。同部としては初の試みで、企画した同校の関係者は「音楽と英語は世界の共通語。コミュニケーションの楽しさを知ってもらえたら」と話す。
この企画は、同部顧問の弓桁太平教諭が世界のアーティストや団体と日本の学生音楽団体をつなげる事業を行っている黒坂洋介さんと協働し実現したもの。
まず生徒たちが交流したのはシドニーのバーカーカレッジのビッグバンド(70人)。
12月10日、同校視聴覚室で行われた合同練習では、北陵生たちがオーストラリア国歌をサプライズで演奏。感動したバーカー校の生徒たちも大合唱で応えるなど、和気あいあいとしたスタートとなった。
互いに演奏する場面では、北陵高校がジャズの難曲「Gathering Sky」を演奏し、バーカー校の生徒たちがスタンディングオベーションを贈る場面も。その後の交流会では記念品を交換し合った。
また、18日には市民文化会館ミニホールで、インナーウェストジャズオーケストラ(35人)との合同練習を実施。同団体の高いテクニックに生徒たちも釘付けになったという。
両校による合奏では、双方の生徒がソロ演奏を披露。インナーウェストの生徒から「日本のジャズは美しい」と感想が聞かれた。
北陵高校で英語を教え、海外への留学経験もある弓桁教諭は「今回の交流は全て英語でコミュニケーションをとろう」と伝えていた。
そのため生徒たちは基本的な音楽用語の英語を覚え、英語でニックネームを記した名札を用意するなどし、司会進行なども全て英語で行った。
弓桁教諭は「英語教育と吹奏楽教育が融合した最高の機会となった。生徒たちの目の輝きがとても心に残った」と話していた
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