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茅ヶ崎・寒川 経済

公開日:2024.06.07

明るく楽しく一生懸命に
共立土木株式会社蜷川和宏さん(59)

 父から事業を引き継ぎ、共立土木の代表取締役となった2002年当時は、公共工事が中心。しかし、バブル崩壊とともに公共工事が減少傾向にあったことから、民間工事に舵を切った。

 今では業務の半分は民間工事で、造園や管工事まで幅を広げ、売り上げを2割ほど向上させた。「社員が汗を流して頑張った分、儲けを出せるように」と採算の取れない現場の見直しや単価のアップに地道に取り組んだことで経営は安定。「頼まれごとは前向きに。明るく楽しく一生懸命」がモットーだ。ある工場で工事を行ったときには、丁寧な仕事ぶりが評価され、その後、親会社からも仕事の依頼が来るようになった。「納めた現場が名刺代わり。失敗も中にはあるが、ごまかすのは性に合わない。反省から改良を加えて『リベンジ』したことも」と目を細める。

 商工会議所では建設部会に所属。「できることを一生懸命にやっていると、つながりや見識が広がる」と他部会の講習にも積極的だ。茅ヶ崎湘南ロータリークラブや、建設業協会での地域活動を行う。市と協会の災害復旧協定では、降雪時には朝の4時から融雪剤散布などの対応も行うことも。「お客様や市民の皆様からの、いつもありがとう、の一言がやりがいや支え。社会貢献や奉仕と意識はせず、気がつけば誰かの役に立っていたら良い」

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