茅ヶ崎・寒川 経済
公開日:2025.10.17
商議所が初の会員大会
基調講演などに300人
茅ヶ崎商工会議所が主催して初の会員大会が8日、茅ヶ崎市民文化会館で開催された。
大会は2部構成で、第1部では「ローカルファーストによるまちづくり」をテーマに基調講演とパネルディスカッションが行われた。
「地域でできることは地域で実践する」を理念としたローカルファーストを講演の軸に、亀井信幸会頭と日本総合研究所主席研究員の藻谷浩介氏がそれぞれ登壇。亀井会頭は事例を挙げて説明した上で、「大切なことは地域に優しい選択をすること。一つ一つの行動がまちをつくる」と呼びかけた。
藻谷氏は観衆に問いかけながら持論を展開。「日本が勝てない国の共通点はローカルファーストで地域内経済循環を拡大していること。地元にお金が落ちる仕組みをつくらないと豊かになれない」と訴えた。
パネルディスカッションでは両氏のほか、熊澤酒造社長の熊澤茂吉氏、和歌山商工会議所青年部副会長の野上晶平氏がパネリストとして参加。熊澤氏、野上氏が自社で行っているローカルファーストの取り組み状況や、各業界の現状について発表すると、観客は真剣な表情で耳を傾けていた。
第2部では交流会が開かれ、会員らが親交を深め合った。
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