茅ヶ崎・寒川 スポーツ
公開日：2025.10.17
マスターズ陸上
27年ぶり記録更新
茅ヶ崎市室田在住 武川由加里さん
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記録更新に満面の笑みの武川さん（左から２番目）＝提供
茅ヶ崎市室田在住の武川由加里さん（42）が、10月５日に開催された日本マスターズ陸上競技選手権２０２５福岡大会に出場し、35歳以上女性の部の４×４００ｍリレーで、27年ぶりに日本記録を更新した。
同大会は、18歳から５歳ごとのカテゴリに分かれて競う。今回出場した種目はなかなか人が集まらず、カテゴリーで出場したのは１チームのみ。記録との闘いだった。
「急きょメンバーが欠員となったため出てくれないか」とのオファーを、エントリー締切前日に受けた。35歳・36歳・41歳のメンバーで最年長となることや、記録更新を本気で狙っていくこと、夏に熱中症にかかり練習量が不足していたことなど、不安があったという。
しかし、メンバーの２人は６年前の同大会同競技（30以上の部）で未だ破られていない記録を更新した戦友だ。
線状降水帯が発生し、前日開催分競技は中止となり、走ることができなくなった選手らが声援を飛ばす中、20代のチームと共に号砲。１走は「あっという間に置いていかれた」というが、離されないように２走、３走がバトンをつなぎ、アンカーの武川さんはタイムに目をやると「いける」と確信。ゴールタイムは４分23秒37で、５秒近くタイムを縮め、日本記録を更新した。
武川さんは「バトンを受けて必死だったが気持ちを切らさず走れた。誘ってもらった恩返しができたかな」と話した。なお来年は７種競技で記録を、いずれは世界大会を目指したいと目標を語った。
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