神奈川県福祉作文コンクールで神奈川県知事賞を受賞した 遠藤麻衣さん 県立平塚ろう学校中等部3年 14歳
挑戦することで成長
○…「まさか受賞するとは思わなかった」。ひとつひとつの質問に女の子らしい丁寧な文字で筆談に応じてくれた。神奈川県社会福祉協議会と県共同募金会主催の第34回神奈川県福祉作文コンクールで神奈川県知事賞を受賞。「わたし」と題した作文は、「お母さんが私を産んでくれた事が私にとっての幸せ」という母への感謝の言葉から始まる。そして自身が聴覚障害者として経験したことや、障害を受け入れて乗り越えていく中で学んだことを前向きに文章に込めた。「特別なことは書いてなかったけど選ばれたことはとても嬉しい」と笑顔をみせる。
○…応募のきっかけは夏休みの課題。いくつかあったコンクールの中から福祉作文コンクールを選んだ。テーマについては「自分の成長した部分を知って欲しかったからすぐに決まった」と振り返る。しかし「作文は苦手」と吐露するように自分の考えや体験をまとめる作業はとても苦労したという。
○…趣味は身体を動かすこと。休みの日は「ほとんど家にいない」というほどの活発さ。ジェットスキー、ウェイクボード、体操、空手、絵画教室など、興味のあることには何でも挑戦した。ストレス解消法も「頭をからっぽにしながらマラソンをすること」と快活そうに笑顔で応じた。祖父、祖母、両親、姉との6人暮らし。家に帰れば家族との会話に華が咲き、学校での出来事や勉強内容と話は尽きない。「姉とはガールズトークも」とちょっとはにかんで笑う。
○…尊敬する人は芸人のイモトアヤコさん。世界中を回って様々なことに挑戦する姿にとても惹かれるという。挑戦することの勇気を知るからこそ、彼女の魅力が眩しく映る。将来の夢はデフスキー(聴覚障がいスキー)選手か獣医になりたいそう。きらきらした瞳に大きな夢が広がっている。
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