「JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト2011」で最優秀賞を受賞した 佐々木 健人さん 平塚市立山城中学校 1年
僕のピアニカ、世界で奏でて
○…”これからの日本〜世界の中で私たちができること”をテーマにしたJICA(国際協力機構)主催のエッセイコンテストに、夏休みの宿題として応募した。全国の中学生から寄せられた5万303点の中から最優秀賞の一つ、文部科学大臣奨励賞を受賞。「とにかくビックリ。驚きと嬉しさが同時にこみ上げてきた」と当時の心境をはにかみながら話す。
〇…受賞作品『世界で奏でられるメロディー』は、愛用してきたピアニカを母の勧めで、カンボジアの子どもに贈ることになったエピソード。”国際社会の中で今、自分にできること”を綴った。「僕の知らない国の子どもたちが、自分のピアニカを奏でている姿を想像したら『そんなことができるんだ』と嬉しくなった」と作文に込めた想いを話す。この小さな国際貢献を機に街頭募金のボランティアにも参加するなど、人の役に立つ活動に喜びを膨らませている。
〇…昨秋、「学年の枠を飛び越えて、生徒みんなで交流を深められるような学校にしたい」と、生徒会に立候補。4月から副会長になる。「選挙活動で大きな声を出すのは恥ずかしかったけど、先輩や友人が『頑張れ』と声をかけてくれて嬉しかった」と、周囲の支えが身に染みた。部活は卓球部に所属し、得意な教科は英語。「小学生の頃から英会話を習っていたので、海外への興味は人一倍強いと思う」と話す。
〇・・・生徒会や卓球部に入ったのは、3つ上の兄の影響が大きい。「お兄ちゃんは憧れ。いつも僕のことを気にかけてくれるんです」と嬉しそうに笑う。将来の夢を尋ねると「世界の舞台で活躍できる仕事がしたい」と目を輝かせながら話す。今回の受賞で、ベトナムへの海外研修という思わぬチャンスが舞い込んだ。世界へと羽ばたくための、大きなステップ台になりそうだ。
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