PM2.5 測定値を毎時公表 大気汚染物質への関心受け
中国の大気汚染に関心が高まるなか、市は大気汚染の原因となる微小粒子状物質「PM2・5」について、1時間ごとの測定値をホームページで公表する。県のホームページに掲載している前日までの1日平均値に加え、詳細な時間値を市民に発信する方針だ。早ければ今週中にも公表を開始する。
PM2・5は、自動車の排出ガスや工場のばい煙などに由来する、粒径2・5マイクロメートル(0・0025ミリメートル)以下の微粒子。スギ花粉(20〜40マイクロメートル)と比べてはるかに小さく、吸い込むと呼吸器疾患や肺がんなどの健康被害を引き起こす恐れがあるとされる。
市は1月31日から、旭小学校にある測定局で観測した1日平均値を、県のホームページに掲載している。国の定める「1日平均値が1立方メートルあたり35マイクログラム(0・035ミリグラム)以下」という環境基準を超えた日はなく、測定値が最も高かった2月7日は22・7マイクログラムだった(2月12日現在)。
1時間ごとの測定値については、環境省が大気汚染物質広域監視システム「そらまめ君」のホームページで全国各地の値を公表しているが、アクセスが集中して繋がりにくい状況が続いている。市は大気汚染に対する注目を受け、時間値を独自に公表することを決めた。市環境保全課では、準備が整い次第ホームページなどで周知を行うと話している。
県のホームページでは、県内18ヵ所の測定結果を確認できる。今年に入り環境基準を超えたのは、川崎市内の測定局1ヵ所(2月1日36・2マイクログラム)のみだった。
県ホームページ▽http://www.k-erc.pref.kanagawa.jp/taiki/pm25.html
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