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平塚・大磯・二宮・中井 人物風土記

公開日:2013.10.31

第59回東海大学建学祭実行委員長を務める
深山(ふかやま)祥一郎(しょういちろう)さん
東海大4年生 22歳

リーダーとして開花



 ○…学園祭としては全国でも屈指の規模を誇る東海大学建学祭。今年度の実行委員長を務め、11月1日〜3日の3日間のために、8月から準備を重ねてきた。



 ○…東京都江東区出身。マンションの12階が実家だった。下の階には祖父母が住み、仕事で忙しい母の替わりに祖母が食事の支度をしてくれた。2つ上の兄はいつも優しかった。家族は仲が良く、テニスやバドミントン、麻雀などにはまると、旅行先でもそれで遊んだ。「ナポレオン」という複雑なトランプゲームがブームになったことも。その一方で、高校まで、学校では内向的な生徒だったという。



 ○…リーダーとしての気質が開花したのは大学に入ってから。1年生の頃、魅力的な先輩たちに憧れ加入した建学祭実行委員会で、たまたま会議をまとめる役割をもらった時に、その仕事の楽しさに気づいた。上級生として委員会を運営する立場になると、改善点を見出す姿勢が認められ、委員長に。これまで販売していたパンフレットを無料化するため、製作業者に依頼するのをやめた。自分たちでも良いものを作ろうと、パソコンのイラストレーションソフトの操作を学ぶため講習会へ足を運んだ。「自由に考え、仲間と大きなことを形にできる楽しさを知った」と、いきいきとした瞳で語る。



 ○…平日はいつも午後9時すぎまで委員会の仕事がある。委員会の仲間と外食する日以外は、帰宅後に、疲れていても自炊をする。「料理を作るのは好き」だという。長期休暇には、法学科の友人と電車で旅行に行ったりもする。



 ○…来年からは内定先の不動産会社に就職する予定。将来は仕事に打ち込む「かっこいい大人」になりたいそうだ。今年の建学祭の目標は、来場者10万人。例年の7万人と比べ高い目標を掲げた。「そうは言っても、安全にみんなに楽しんでもらえることが一番」という言葉に、参加者全体への思いやりが溢れていた。

 

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