市内在住の女子ビーチバレー選手、幅口絵里香さん(32)村上めぐみさん(28)ペアが、2014アジア競技大会(9月・韓国仁川)への出場を決めた。2人は1日、アジア競技大会日本代表決定戦=主催/日本バレーボール協会(JVA)、会場/川崎マリエン=で優勝、2組ある日本代表の座を勝ち取った。
幅口さんと村上さんは今年1月にペアを結成、JVAツアーを主戦場として今シーズンに臨んでいる。5月5日の「ペボニアカップ」=主催/日本ビーチバレーボール連盟、会場/お台場=でも優勝を果し、出足は好調だ。
両選手は福井県出身の同郷で、恵まれた練習環境を求めて2011年、海岸にコートを持つ平塚に移り住んだ間柄。村上さんは市内建設会社や茅ヶ崎市のレストラン、幅口さんも厚木市の倉庫でアルバイトをしながら競技を続けていた。今年から故郷の警備会社がスポンサーに付き、練習中心の生活を送っている。
身長165cm前後の2人は選手として小柄だが、持ち味の精度の高いトスやスピード、そして粘り強さでカバー。幅口さんは「スパイクを良い形で打つためのトスをいかに作れるかが決め手」と話し、村上さんも「チームプレーで互いを生かしあえる」と、連携の良さを特長に挙げる。
選手生活を送る平塚市について、幅口さんは「コートの砂が波に流されず、安定して平らだから理想的」と話す。村上さんも「アルバイトを通じて地元の方と触れ合う機会も増えた。皆さん温かい」と感謝する。
アジア大会は「五輪の次に大きな大会。自分たちの位置がどこにあるのかを確かめたい」と村上さん。幅口さんも「海外の試合は今後もチャンスがあれば出たい」と、世界を見据えた活躍を期していた。
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