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平塚・大磯・二宮・中井 人物風土記

公開日:2014.11.20

市内劇団「湘南テアトロ☆デラルテ」に所属、声優・俳優として活躍する
水野 理紗さん
市内在住 36歳

「演じることは生きる意味」

 ○…ある時は酒好きで天真爛漫な女優志望者。またある時は少年を優しく支えるお姉さん。その素顔は「願掛けはいつも八幡様で」と断言する生粋の平塚ガールだ。大学在学中に声優デビューし、現在尾木プロTHE NEXTに所属。TOKYO MXなどで現在放送中のアニメ「アカメが斬る!」では、暗殺団の女ボス役という新たな一面を見せる。湘南テアトロ☆デラルテに所属し、11月3日に満員で千秋楽を迎えた舞台「しゃらら〜翠川家の四人姉妹〜」では破天荒な次女役を熱演した。

 ○…小学校の演劇クラブで褒められたことで、声に自身のアイデンティティを見出した。英語の先生をしていた母親の影響で、将来は英語を活かした職に就くことを夢見て高校・大学と外国語を学んだが、大学3年の夏、専門学校の声優クラスの門を叩く。中学時代に自分を元気付けてくれたアニメを通し抱いた、『声』を活かす仕事への憧れが捨てきれなかった。

 ○…市内の湘南アクターズスクールで芝居を学び、「英語のYESorNOの世界とは違う、答えが無限にある世界」と出会った。「それまで感じていた窮屈感から解放されるような衝撃を受けた。芝居との出会いで生き方も変わりました」と清々しい表情で振り返る。

 ○…「アカメ」の最終回が近いが「これまでは『分身』である役との別れが寂しかったんです。でも今回の役はそんなに弱くない。むしろこれからも一緒に戦ってくれる『相棒』って考えるようになりました」とにっこり。輝く瞳と明るい笑顔が魅力的だが、悩むことも多いという。「新しい役を演じるたびに自分の出来なさを感じます。公演前は舞台裏で吐きそうになることも。元々ネガティブな性格なので」と自虐的に茶化す。しかし、「役を与えられることは生きる意味を与えられること同然」と語る声は力強い。新しい『相棒』との出会いへ、ワクワク感は隠せない様子だ。

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