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平塚・大磯・二宮・中井 人物風土記

公開日:2026.01.23

大磯を舞台に、対話を生み出すワークショップ「疾風」を立ち上げた作家の
池内 広明さん
大磯町在住 65歳

「言葉」が呼ぶ 大磯との縁

 ○…純文学作家としてだけでなく、不登校の子どもたちの声をすくいあげる聞き手となり、対話を生み出すファシリテーターとしても活動する。2024年の大磯移住をきっかけに「考える対話とつながる文筆」をテーマにした対話イベントやワークショップを実施する「Ship-u 疾風」を立ち上げた。「疾風には『Ship you』あなたを運ぶ、という意味も込めた。他者がいるからこそ生まれる共感、対話による気づきに一緒に乗っていければ」とほほ笑む。

 ○…愛知県名古屋市出身。作家になることを志し、小学生の頃から好きだった小説家・富島健夫と同じ早稲田大学に進学した。「子どもの頃から文を書くのが好きで、よく寺村輝夫の児童文学の続編を空想して書いていた。考えてることは必ず本当になると信じている子どもだった」。1995年に『ノックする人びと』で文学新人賞を受賞し、96年に河出書房新社からデビュー。「作品を読んできた作家に仕事で会うことも。読むべき本、会うべき人と縁がつながっている気がする」

 ○…東京と福岡県糸島市での2拠点生活を契機に、海の近くで仕事をする魅力を知った。妻と共に神奈川県内の海沿いを訪ね回る中で、「大磯だけが全く違った」と意見が一致。「大磯には、『ない』がたくさんあった。足を踏み入れるだけで、ノイズがなくなり、余計なものがない。ここから『ある』を見つけていきたいと思った」と疾風立ち上げにもつながった。

 ○…向き合い続ける「言葉」について、「使い」という意味を持つ「errand」と表現する。「小説を書いている時も、誰かと対話する時も、大事な言葉が1つあれば、それが次の言葉を呼びに行ってくれる。言葉を通じて、大磯でも縁やつながりを作りたい」

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