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平塚・大磯・二宮・中井 人物風土記

公開日:2026.02.06

「OISODA(オオイソーダ)」を製造する(株)温まる合間に代表取締役の
栗本 遼さん
大磯町大磯在住 41歳

  • 栗本 遼さん (写真1)

農産加工品でまち豊かに

 ○…花弁が見頃を迎えている旧吉田茂邸の梅を使った新しい大磯土産「OISODA(オオイソーダ)」の製造を担っている。同商品の前身は、2024年度に大磯らしい潤いづくり協議会がイベント会場などで販売していた「オオイソーダ」。戦後日本を立て直した吉田茂になぞらえて「決断の味」と銘打たれており、「製造目線ではなかなか出てこない視点のコンセプト。地域の歴史、文化への親しみを感じた。敬意を込めて、ロゴも含めて引き続き採用しています」と大磯町内から全国へと商品を送り出す。

 ○…静岡県熱海市出身。大学進学で上京するまでを地元で過ごし、衰退していくまちの様子を目の当たりにした。「中学、高校と電車通学する際に、車で駅まで送ってもらう道程が、最初は混んでいたのにどんどん空いていくのが子どもながらにわかった。今でこそ『V字回復』と言われていますが、さみしい気持ちがあった」。その実感をきっかけに地域活性化に興味を抱いた。

 ○…大学卒業後は有機食材宅配や、東日本大震災の復興リーダー支援プロジェクトの事務局、農産加工メーカーなどに勤務。流通や加工、地域復興などに関わっていく中で、自分自身が根を張ってきた地元に立ち返りたいと、23年に熱海や湘南で農産加工品の開発・販売業「株式会社温まる合間に」を設立した。

 ○…会社設立と共に熱海に戻ることも考えたが、都内に勤務する妻の通勤利便性も考え、16年に大磯に移住した。「奇しくも、熱海も大磯も山と海があるという共通点がある。熱海が観光客によってアイデンティティを保つまちだとしたら、大磯は暮らすまち。季節の農産物が食卓に生かされた、豊かな社会の一端を担いたい」

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