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公開日:2016.07.14

平塚市
「ご当地婚姻届」を導入
七夕をモチーフに地元PR

  • 左からウエディング協議会の嶋津良治事務局長、サン・ライフの比企武社長、落合市長、リクルートの白井誠一さん、青年会議所の縄島智徳理事長

 平塚市は6月29日、結婚情報誌『ゼクシィ』を発行するリクルート社と連携し、同社企画の「まちキュンご当地婚姻届」を導入した。婚姻届は七夕まつりにちなんだデザインを採用、10日現在までに9組の届出が市窓口に寄せられている。

 同社のご当地婚姻届はこれまでに全国35の自治体が採用。北海道苫小牧市は白鳥のカップル、島根県出雲市は出雲神話、山口県は福にかけた名産のフグをデザインするなど、ご当地の縁起物や文化を反映している。県内では平塚市が初の導入。七夕飾りや天の川などのイラストをあしらった。

 婚姻届は専用サイト(ww

w.recruit-mp.co.jp/machi/)からダウンロードし、全国どの市区町村でも届出が可能。手元に残す記念用紙も添えられる。二人が出会ったまちや故郷、気に入ったデザインを選んで広く利用してもらう仕組みだ。

 平塚市では、地元で結婚式場を構えるホテルサンライフガーデンと協力し、市役所への届出特典も用意する。市役所の窓口に婚姻届を提出すると、チャペルでの記念撮影や、ホテルレストランでのペアランチ券をプレゼントするという。

 市のシティプロモーション担当は「平塚市のPRはもちろん、市外からの転入促進、市民の皆さんが地域への愛着を深めるきっかけにもなれば」と期待する。市は年間1100件〜1200件ある届出のうち10〜15%がご当地婚姻届を利用すると見込んでいる。10日現在、9組が市の窓口に提出している。

 ご当地婚姻届の第一号は、東京都稲城市在住の石井智之さん、文有子さん夫妻。「七夕のデザインが素敵だった。スキムボードをしに毎週のように平塚に来ていた。住んでみたいと思っていた場所」と、平塚市の婚姻届を選んだ理由についてコメントしている。

 この取り組みは、地元経済人組織の平塚青年会議所や業界団体の「湘南ウエディング協議会」がご当地婚姻届の存在を知り、「七夕のまち」のイメージを市内外にPRするため、市に導入するよう提案していた。

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