平塚市民病院(南原)が1日、神奈川県から救命救急センターに指定された。
同センターは、急性心筋梗塞や脳卒中をはじめ、二次救急医療機関では対応困難な重篤患者を24時間体制で受け入れる三次救急医療施設で、県内では21カ所目。湘南西部二次保健医療圏(平塚、秦野、伊勢原市、大磯、二宮町)では、東海大学医学部付属病院に続いて2例目になる。
市民病院は同センターへの指定を視野に入れ、昨年3月に竣工した新館に20床の救命病棟を整備。救急外来(ER)専用の独立エントランスや傷病者を空から受け入れる屋上ヘリポートをはじめ、感染の恐れのある患者を診察する陰圧の隔離診察室や、救急隊の常駐室、蘇生室3室などを設置した。
新館は昨年5月6日から稼働、昨年度は救急患者約1万5800人、うち重篤患者数800人を受け入れた実績などが評価され、県から救命救急センターの指定を受けた。
市民病院では「より高度な医療を必要とする救急患者をより多く受け入れ、地域の中で3次救急としての役割を果たしていきたい」としている。同センター指定により、医業収益の向上も見込まれるという。
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