平塚版 掲載号:2018年4月5日号
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「なでしこ」目線で魅力発信 市女性職員が民間ともタッグ

社会

観光ガイドブックを手がけた女性職員
観光ガイドブックを手がけた女性職員
「同性・同世代」が自由な議論生む

 市役所の女性職員たちが平塚の魅力を発信する「なでしこプロジェクト」。女性ならではの感性を生かした試みとしておととしに始まったが、今では他部門の職員や民間企業・団体も巻き込んで事業を展開している。息の合ったチームワークで活躍を続ける「なでしこ」たちを取材した。

 なでしこプロジェクトは、産業振興課・農水産課・商業観光課からなる産業振興部の取り組みとして2016年にスタート。20〜30代の女性職員5人による「チームなでしこ」が平塚の魅力発信につながる企画を女性目線で考え、昨年10月には第一弾として地域の魅力を再発見する「みて・食べる秋のバラ満喫ツアー」が開催された。

 行程はすべてメンバーが下見をして決めた。湘南平のレストランでバラを使ったコース料理を食べた後、バラ農園の見学や摘み取りを体験するバスツアーは好評で、予想を超える参加があった。

 これをうけ5月には第二弾となる「春のバラ満喫ツアー」も開かれる。商業観光課の山本里菜さん(30)は「前回のアンケートをもとに見学時間を増やすなど改善しました。満足いただけるのでは」と自信をのぞかせる。

 一方、市では観光ガイド「海からはじまるひらつか旅」をこのほど作成、この事業もなでしこプロジェクトの一環として進められた。従来のメンバーにくわえ、他部門の職員、冊子の制作を手がけた企業や観光協会の「なでしこ」たちも加入した。

 編さん会議が始まったのは昨年6月。打ち合わせには男性の上司や先輩などは同席しなかった。同世代・同性という共通項が潤滑油となり「チームの会議では何でも率直に意見できました」と、みどり公園・水辺課の阿部七瑛さん(27)。

 観光ガイドのコンセプトは「なでしこのこだわりを盛り込みながら、平塚の魅力を最大限に発信する」。完成した冊子には「女子旅」「カップル旅」など4ルートで平塚の名所や名店を巡る日帰りプランを紹介。説明文を極力減らし写真を大きく入れ、国民食ともいえるラーメン店をあえて載せず女性好みのカフェを優先して掲載するなど、メンバーのこだわりが随所に反映されている。

 産業振興課の高山希望さん(28)は「女性の視点を多く取り入れることで、数多くあるガイド本との差別化ができたのでは」と手応えを感じている。

 脱・縦割りで組織を横断し、遠慮なくアイデアを出し合える、そんな雰囲気がなでしこプロジェクトの肝と言えそうだ。今後については未定だが、市担当者は「観光ガイドの反響などを見ながら、次回のなでしこプロジェクトを前向きに検討していきたい」としている。

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