平塚・大磯・二宮・中井 教育
公開日:2018.05.03
金目地区でも「寺子屋」始動
地域住民が無償で学習サポート
小中学生の学習を地域住民が無償でサポートする「金目の寺子屋」(米村和彦代表)が先月25日、金目公民館で始まった。初日は中学生2人とボランティア講師3人が参加した。
金目の寺子屋は、金目地区に住む小中学生を対象に毎月第3火曜日の午後6時から8時まで同公民館で開講する。主に学校の宿題や授業の復習を行い生徒の基礎学力向上をめざす。講師に地域住民をボランティア採用。生徒に付き添い、無償で指導にあたる。
きっかけは昨年12月から須賀地区で学習支援を行う「須賀の寺子屋」だ。そこで学習支援員を務める堤園子さんは「各地で寺子屋をできないか」と考え昨年、所属するNPOに持ちかけたところ、県議でメンバーの米村さんらが金目で設立に動いた。
初日に訪れたのは金目中に通う武田優叶(ゆうか)さん(14)と幸芽(こうめ)さん(12)の姉妹。数学や英語の宿題を講師と談笑しながら進めた。優叶さんは「授業の復習になるし、勉強以外のことも地域の大人の人に教えてもらえて楽しい。ここで学んだことを周りの友達に伝えたい」と笑顔で話していた。
米村代表は「これから近隣の学校と情報交換を行なったり、退職した教員や大学生にも声をかけて講師を確保したりしながら、運営のノウハウを蓄積し、市内各地に広げていきたい」と意気込んでいる。
次回は5月15日に開講予定。タブレット端末を活用した映像授業の導入や無償の夕食の用意なども検討しているという。
問い合わせは、堤さん【携帯電話】090・4248・9595へ。
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