平塚、茅ヶ崎、大磯の2市1町で5月21日から26日まで、15歳以下の男女が参加する国際的なサッカー大会「ワンネーションカップ2018」が開催される。大会は勝敗だけでなく、国際交流を通して友情を育むことを目的としており、6回目の今大会は初のアジア開催となる。
同大会は06年に始まった。サッカーワールドカップドイツ大会で、収容規模が小さく試合会場に選ばれなかったブレーメンのスタジアムで国際大会を開こうと地元プロ選手が呼びかけた。
勝利を目指すだけでなく国際交流を通して、グローバルな視野を持った人間形成を目的としているのが大会の特徴だ。
今大会には日本、ドイツ、トルコ、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド、ロシア、中国の8カ国が参加。日本チームは、主に市内在学の中学生で結成した湘南選抜U―15男女2チームが出場する。馬入ふれあい公園サッカー場や柳島スポーツ公園(茅ヶ崎)、星槎湘南大磯キャンパス(大磯)で予選を戦い、26日にShonanBMWスタジアム平塚で順位決定戦が行われる。
参加選手だけでなく地域の中学生にも目を向け、国際交流の取り組みとしてパートナースクール制度が設けられた。2市1町から選ばれた8校の生徒が来日したチームのサポーターとなって、会場で応援したり、選手が学校を訪問したりして親睦を深める取り組みも盛り込まれている。
湘南大会に向けては、昨年8月に2市1町と地元スポーツ関係団体などで実行委員会を設立。ドイツのプロリーグでプレー経験を持つ横浜FC会長の奥寺康彦さんが委員長に就任し、2市1町の首長が顧問を務めて官民連携で準備を進めてきた。
選手らの滞在費は主催者側が負担するシステムで、実行委は企業や団体などから集めた協賛金を充てたほか、インターネット上で資金を募るクラウドファンディングを活用し、18日まで協力を呼びかけている。
実行委員で星槎国際高校男子サッカー部総監督の大森酉三郎さんは、「大会が子供たちの未来につながれば嬉しい」と期待を込めている。
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