戻る

平塚・大磯・二宮・中井 トップニュース文化

公開日:2026.02.27

二宮町図書館
松浦伯爵の地域愛知って
吾妻神社昇格にも尽力

  • 講座の講師を務める石井さん

    講座の講師を務める石井さん

 二宮町図書館で3月3日(火)から、二宮に別荘を構えた伯爵・松浦(まつら)厚(1864〜1934年)を紹介する展示「吾妻神社と松浦厚」が実施される。松浦氏の漢詩などを読み解いた小田原文学研究会会長の石井敬士さん(85)は、「二宮町民にもあまり知られていない存在。これを機に広めたい」と話す。

 松浦氏は平戸藩主(現在の長崎県)の三男で、貴族院議員。1902年に二宮駅が開業して以来、別荘地として栄えていた二宮町を松浦氏に推薦したのは、当時活躍していたジャーナリスト・徳富蘇峰の秘書で、後に町内に構えていた邸宅を徳富蘇峰記念館として設立する塩崎彦市といわれている。

 松浦氏は現在の山西に「梅澤荘梅華農屋」を建て、1916年2月頃から移り住み、34年に亡くなるまでを過ごした。

 多忙な日々の中、町の文化事業への多額の寄付や、町民有志とともに吾妻神社の社格昇格運動にも力を入れたという。かつて山西にあった松浦踏切(現在は地下道)は、松浦邸に行くための踏切だったといい、今も名称として残っている。

 松浦氏の人物像に迫る資料が限られている中、特に雄弁に二宮での暮らしぶりを伝えるのが「漢詩」だ。松浦氏は100を超える漢詩を残しているといい、そこには吾妻山や湘南の海といった風光への愛があふれているという。石井さんは「文学面で二宮にこれほどこだわった人はいない。二宮をいかに愛していたか、漢詩から伝わる」と話していた。

3月8日には講座も

 町内に住む善波喜代治さんと共に昨年、松浦氏に関する冊子『吾妻神社と松浦伯爵』を制作した石井さん。3月8日(日)には講師として、冊子の内容に触れた講座も開催する。ラディアンミーティングルーム2で午後1時30分〜3時30分。

 講座の参加申し込みは電話、図書館カウンター、町公式LINEで受付。定員40人(二宮町民優先・先着順)。

 申し込み、問い合わせは二宮町図書館【電話】0463・72・6913。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

平塚・大磯・二宮・中井 トップニュースの新着記事

平塚・大磯・二宮・中井 トップニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS