神奈川大学レスリング部(吉本収監督)の奈須川良太さん(経営学部2年)と佐川健さん(同1年)が、日本代表として7月9日からタイで開かれるアジア・ジュニア選手権大会に出場する。2人は県立磯子工業高校の卒業生で、高校時代から切磋琢磨する練習パートナー。大舞台を控え「表彰台を狙いにいく」と声を揃える。
奈須川さんはグレコローマンスタイル87kg級の選手で、17歳から日の丸を背負う実力者だ。
代表選考を兼ねた4月のJOCジュニアオリンピックカップ2019全日本選手権は、すべてテクニカルフォール勝ちを収めて格の違いを見せつけて優勝。アジア・ジュニア選手権と世界ジュニア選手権大会(8月/エストニア)の出場権をダブルで手中にした。
4度目の国際大会に向けて奈須川さんは、「ジュニア世代で迎える最後の大会なので、これまでの結果を覆して上位に入賞したい。120%の力を出せれば結果を残せる」と意気込む。
一方、佐川さんはグレコローマンスタイル97kg級に出場する。競技歴4年目ながら代表選考会では2位に入り、アジア・ジュニア選手権の初出場を勝ち取った。日の丸の重みは知っているとした上で、「特に意識することなく、足を止めずに前に出る自分のスタイルを出したい」と普段通りを貫く構えだ。
2人は階級が近いことから磯子工業高レスリング部時代から練習パートナーで、互いに高め合ってきた。奈須川さんは頭を下げて教えを請う後輩の姿勢と成長に一目置き、「常にアイツの前を行く存在でいたい」と胸を貸せば、佐川さんは先輩との実力差を認めた上で、「一緒に練習できる3年間で、多くのことを吸収して一度は投げたい」と闘志を燃やしている。
奈須川さんは、2人揃って出場するアジア大会について、「初めての国際大会は不慣れなこともあって、試合以外のところで不安を感じることも多い。リードして試合に集中できる環境をつくってあげたい」と後輩を思いやった。
平塚・大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>