平塚市の友好都市である岐阜県高山市の畜産農家から26日、白い雌のポニーが平塚八幡宮(宅野順彦宮司)に奉納され、同日、神社境内で神馬奉納奉告祭が執り行われた。神社関係者らおよそ30人が参列した。
神馬奉納は今年5月、高山市にある櫻ヶ岡八幡神社に隣接する牧場で畜産業を営む平塚新一さん(79)からの電話がきっかけ。今から900年以上前に平塚八幡宮の御分霊が八幡神社に祀られた縁もあり、八幡神社の総代だった平塚さんが「大変珍しい白いポニーが生まれたので奉納したい」と申し出た。
一方、八幡宮では天皇陛下即位の年に何かを行いたいと考え「このような時期に珍しい白い馬が生まれたことも何かのご縁であろう」と奉納を受けることにした。
奉告祭では、多くの人が見守るなか神馬が境内にお目見え。体重およそ100kgの堂々とした姿と愛らしい仕草に参列者からは歓声が起こった。高山市から参列した平塚さんは「無事奉納できてほっとしています」と笑顔でコメント。宅野宮司は「参拝される皆様に喜んでいただけるでしょう」と期待を寄せた。
神馬は天皇陛下が即位された5月にちなんで平塚さんが「皐月」と命名した。神馬が暮らす神厩舎の建設もこの日に合わせて進められる予定だったが、台風19号により隣接するつるみね幼稚園が損害を受け延期となった。当面は境内東側に設営される厩舎で暮らし、神厩舎は来年3月中に竣工予定。
今後、神馬は国府祭や例大祭で神輿の巡行に供奉するほか、正月の三が日には境内で一般公開もされる。
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