平塚・大磯・二宮・中井 経済
公開日:2020.03.12
グリーンサウナ5月閉店
施設老朽化で苦渋の決断
平塚駅近くの「湘南ひらつか太古の湯byグリーンサウナ」が今年5月6日に閉店することが1日に同店から発表された。今年で創業から49年目を迎える老舗。閉店を惜しみ、週末は多くの来店客で賑わった。
グリーンサウナ(平塚市錦町)=株式会社加川商事=は1971年に創業。99年に温泉を掘り当て「平塚市内で初の温泉」として注目を集めた。最近はサウナブームの追い風もあり、客は増加傾向に。昨年サウナをテーマにしたテレビドラマ「サ道」に登場し、人気に火がついた。
代表取締役社長の加川淳さん(50)は「ボイラーの故障や漏水、耐震化など営業を続けるには大規模な改修が必要だった。お客様に迷惑をかけるのは忍びなく経営判断で閉店を決めた」と閉店の理由を明かした。
営業最終日は5月6日。閉店の情報を公開してから迎えた最初の週末は、駆け込み客でごったがえした。ロッカー待ちの行列も発生し人気のテントサウナは2時間待ちの状態だったという。
「ありがたいお話。閉店までしっかりサービスを提供していきたい」と加川社長。城門ラーメンなど人気メニューを提供している店内レストランは移転し、夏の開店に向け準備を進めている。閉店後の跡地は温泉付きのマンション計画がある。
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