神奈川県は3月12日、2014年10月に発生した土屋小学校の児童轢死事件について当時の担任教諭に処分を実施したと発表した。担任教諭は同日から停職1カ月。校長は減給10分の1を6カ月、教頭は戒告だった。
図画工作の授業中に安全対策を怠り、正門前で絵を描いていた児童が、他の児童を迎えに来た保護者の車に轢かれ死亡した事件。発生から5年以上経過していることについて県は「平塚市教育委員会の動きが遅かった」と説明。平塚市が県に報告を行ったのは今年1月30日だったという。県は「そもそも市が第三者委員会を設置したのが遅かった」と指摘する。
第三者委の設置は事件発生から約3年後の17年9月。市教委は「市の内部で調査をしていた」と釈明する。文科省の指針も出され、遺族の求めに応じて設置した。今回の処分を受け、吉野雅裕教育長は給料10分の1(1カ月)を自主返納する。
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