平塚市はマイナンバーカードを利用して、各種証明書の発行に必要な諸手続きを簡略化できる証明書申請受付システムを導入した。市役所1階の市民課窓口に自動受付機を設置し、4日から運用を開始した。
同システムで対応するのは住民票の写し、印鑑登録証明書、戸籍全部(個人)事項証明書、戸籍の附票の写しの4種類。利用者は画面上で希望するメニューの選択と本人確認を行い受付票を受け取る。申請書の記載負担軽減や本人確認資料等の提示を省略できるので、証明書作成の迅速化と待ち時間短縮などが期待されている。
利用には平塚市に住民票があり、利用者証明用電子証明書が搭載されたマイナンバーカードが必要。証明書の交付と手数料の徴収は従来通り窓口で市職員が対応する。利用時間は、平日午前8時30分〜午後5時まで。
市民課窓口は、1日当たり300〜450件ほど各種証明書の申請を受付けており、待ち時間の3密回避など新型コロナウイルス感染症対策が急務として同システムの導入を決めた。事業予算約330万円を市長の専決処分で確保し、前倒して準備を進めてきた。
市担当課は「マイナンバーカードの普及率が同システムの利用率アップにつながる」と見て、健康保険証と一本化される来年度以降の効果にも期待を寄せていた。マイナンバーカードの市内交付率は10月18日時点で23・7%(6万880枚)。
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