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公開日:2021.03.25
議会報告
見附台の再開発と景観
市議会議員 臼井 照人
2021年度の当初予算などを審査する平塚市議会3月定例会が17日に閉会しました。私は本会議で見附台地区の再開発、動物愛護、神奈川大学移転について質問。今回はこの中から見附台再開発と景観について報告いたします。
見附台再開発=見附台周辺地区整備は、A1ブロック、A2ブロック、Cブロックで整備が進められています。A1ブロックではひらしん文化芸術ホール(平塚文化芸術ホール)が来年3月26日の開館を目指して建設中。そして、A2ブロックとCブロックは、今年3月に商業施設が続々とオープンし、その全容が見えてきました。するとどうでしょう、私のところへ地域住民の方々から「あれはどういうこと?」といった苦情、相談が増えてきたのです。
見附台の再開発エリアは、平塚市の景観重点区域の「歴史軸」として位置づけられ、「宿場のにぎわいを再生したまちなみの形成をはかる」とされています。しかし、再開発地区に現れた看板はサイズが大きく派手なデザインで歴史軸の景観を損なうものでした。
私が議会で平塚市に質したのは「事業者に対して業務の範囲などを示す『要求水準書』の精度が低いのではないか」ということです。
今回の事業の要求水準書には「景観に配慮した建物をつくってね」という指示と、「(屋外広告物)条例に沿ってやってくださいね」という指示の2つが混在します。そのため、業者としては条例を守れば良いということになり、結果として景観を損なう看板が設置されてしまいました。私は要求水準書の精度を上げるよう要望しました。
また、景観審議会の役割についても質しました。現状では審議会メンバーに選ばれている専門家の先生たちの意見が反映されない仕組みです。景観審議会は、行政のパフォーマンスのために設置されている機関ではありません。
議会にも責任があります。見附台再開発のような大きなプロジェクトには議会内にも特別委員会を設置すべきでした。今後、このようなことを繰り返さないよう、深く反省して議会活動に取り組んで参ります。
臼井 照人
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平塚市平塚
TEL:0463-31-3349
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